
一言で言うと「納豆を輸出する」仕事です
文字にするのは簡単ですが、実際に輸出するとなると、たくさんの壁があります
ここまで聞くと、とても難しい仕事のように思えるかも知れませんが、実際は非常にやりがいのある仕事です
誰でも最初は何も知らない状態で入社して来ます。しかし、信念を持って仕事と向き合うかどうかで、日々の成長スピードには驚くほどの差が生じます
・どうやったら出来るか
・課題を克服するために自分には何が必要か
・社会人人生を長期スパンで見たとき、どのスキルをいつまで習得すべきか
こういった事を常に考えながら仕事をすれば、海外事業部だけでなく、他の色々な部署でも活躍出来る事は間違いありません
一番大事なのは
「日本の伝統食納豆を世界の皆さんに食べてもらいたい」
という熱い気持ちです
海外のバイヤーが最初から「金砂郷食品の納豆を是非取り扱いたい!」なんて言ってくれる。そんな夢のような話はまずありません。たくさんの展示会や商談会に出席して、日本に数ある納豆メーカーから、金砂郷食品をPRして、会社と商品を覚えてもらわなければなりません。それこそ洗脳するくらいの気持ちで売り込む気合が必要です。
自社の全ての商品をPRしたいけれども、当然時間の制限があります。そこで大事なのが事前準備。入念な段取りが当日のスムーズな商談を生み出します。
例えば…
大型トラック1台分で予定していたのに、約束した数量と違う。このままだと大赤字。
納豆は常に10℃以下で管理が必要だが、納品先でもきちんと徹底されているか
納品に行ったら無人。実は納品場所が変わっていたなんて事も
国によって、輸入禁止の添加物があります。納豆のタレ、からしに、該当する添加物が含まれていないかの確認も重要です
めでたく商談が成約し、実際に取引が始まるとなった後も、たくさんの課題があります
海外で納豆を販売する際、当然日本語の裏面表示では通用しません。バイヤーが用意したシールを商品と段ボールに貼る作業が必要な場合もあります
せっかく商談成約して1回は発注をいただいたけれども、その後さっぱり連絡が無い。という事が起こらない様、バイヤーには継続した提案が必要です。日本の納豆市場の情報(こんな納豆が売れている)であったり、海外のお客様にはこんなメニューに納豆を使ってもらったらどうかといった、バイヤーが興味を引き、かつ継続的な発注につながるような、定期的な情報発信を心がけています
何年も同じ人間が海外事業部を担当していると、どうしても一定のルーチンが生まれ、誰に対しても同じ仕事、対応となりがちです。皆さんのような若い感性、考え方が入る事で、今まで無かったようなアイデアや提案が生まれ、さらに大きなビジネスにつながる可能性があります。皆さんが金砂郷食品で活躍されることを期待してやみません。
皆さんの入社を心よりお待ちしております
金砂郷食品 株式会社
海外事業部
以下は展示商談会での商談風景です